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530円 書名自体が、ズバリ本書の結論だ。ブレイン・イメージングを用いたヒトの脳高次機能の解明研究に携わる学者が本書で提唱しているのは、「読み・書き・計算のすすめ」である。これら基礎的な学習を十分に行うことで「考える力もつく」との仮説を、脳の働きから科学的に、かつ、やさしく解明している。
まず、人間の大脳について解説する。大脳の中でも“人間ならでは”の思考活動をつかさどっているのが「前頭前野」であり、この部分をしっかり育てていくことが大切だという。ヒトがものを考えたり、活動しているとき、脳のどの部分が使われているのか。本書ではカラー画像を使って脳の働いている部分を示し解説する。